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今回も、本業に関する話題で。

たまには、弁護士っぽい話題も話さないといけないですよね。

親族がなくなった後、相続人の一人であるAさんから、
「債務があるけど、そちらは自分が払っておくから。」などと言われて、
びっくりして、言われるがままに、遺産分割の協議書にサインをしてしまった
という相談を受けることがあります。

しかし、「遺産の全額(資産と負債)を相続人Aが承継する」
という内容の遺産分割協議書を作成したとしても、
他の相続人Bが相続する債務がなくなる訳ではありません。

遺産分割協議は、あくまで相続人間での合意であり、
第三者である債権者には、全く関係のない話なのです。

したがって、上記のような合意をしたとしても、
Bさんは債務を相続することになってしまいますので、債権者からの請求は拒めません。

このように、財産もいらないが債務は負いたくない、というケースの場合には、
相続放棄(民法939条)を行う必要があるのです。

相続放棄を行うには、原則として、
「自己のために相続があったことを知った日から3ヶ月以内」に家庭裁判所に対して、
相続放棄の申述をしなければなりませんので、注意してください。
(もっとも、この点は実務上、かなり緩やかに扱われていますが、
念のため、3ヶ月以内に申述しておくに越したことはありません)

気をつけてくださいね!


もっとも相続放棄の場合には、当然、財産も取得出来なくなります。

相続人に対して財産は残したいけど、借金は負わせたくないという人は、
生前に、(推定)相続人に対して財産を贈与しておくか、
もしくは生命保険などをうまく活用して保険金を受け取ってもらうようにする
というような方法も考えられます。

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武蔵小杉あおば法律事務所 弁護士 長谷山 尚城
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2011.06.05 Sun l 法律知識 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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